ちゃらぽこ散歩会その4 おそっさまは東高円寺なのか。
2010年 12月 31日
堀之内妙法寺!
「堀之内のおそっさま(やくよけ祖師)」です。
厄除けのお寺として江戸時代から庶民の信仰を集め、今でも広大な境内を
もつ大きなお寺です。初詣では、大勢の参拝客で賑わいます。
(ミニ情報です。初詣に行くと、干支の杯がもらえるらしいです。)
ぱきらなども、東高円寺のことをよく知らないうちから、
「東高円寺といえば蚕糸の森公園と妙法寺よね~」などと思っていたのですが、
……はて?
よく考えたら、お隣の新高円寺のほうが妙法寺には近いのです……??
距離の差は100メートルか200メートルほどですが、環七通りを渡らなくて
いい分、やっぱり新高円寺のほうが近いような……??
でもですね。話はちょこっとさかのぼります。
お散歩の最初に、蚕糸の森公園の脇で見かけた、灯篭!
これ、妙法寺の参道の灯篭。
入り口は東高円寺なのだ。……だからでしょうか??
何となく、東高円寺的に「妙法寺」はとっても身近なお寺です。
ちなみに、新中野駅の近くで青梅街道から分岐する鍋屋横丁、通称「鍋横」。
こちらは江戸市中から青梅街道を歩いて妙法寺参りに行くときの参道です。
厳密には一直線につながっていませんが、現在も商店街になっています。
(こちらのレポートはまた後日。別のお散歩のときに♪)
妙法寺はとても歴史のあるお寺で、文化財などもたくさん所有しているのですが、
入ってまず注目するのが広~い境内の右手にある、この門です。
これはジョサイア・コンドルのデザインと言われるスゴイ門です。
が、ただし、あくまで「と言われる……」でして、確証はないようです。
コンドルさんといえば、鹿鳴館やニコライ堂や台東区の岩崎邸、北区の古河邸、
嶋津邸(現在の清泉女子大学)などを設計したモノスゴイ人ですが、取り壊されたり
震災や空襲で焼失してしまったりして、現在も残っているものはわずかです。
もしも本当にコンドルさんの設計したものだったら、けっこうモノスゴイと思います。
さてさて。門を入って正面にある本堂にまずはお参りするのですが、これで
終わりではありません。妙法寺は、ここから先が長いのです。
本堂の左側に回ると、庭園というか散歩道というか雑木林?があります。
ここには有吉佐和子の碑があります。生前、この近くに住んでいたそうです。
カリンも落ちてきます。
あ! あれです!!
こどもみくじです。
引いてみました~~!!
ぱきら「大吉」!!
「べんきょう ちからのかぎりがんばろう せいせきあがる」
やった!
コチラは二十三夜堂です。
二十三夜には菩薩様が現れるので、周辺の人々が集まって、一緒に食べたり飲んだり
しながら月の出を待ったのだそうです。ぱきらも参加してみたいです!!
ここは縁結びと財運に霊験あらたかなのだそうで……
参加者のTさん、ここで振り返ってニヤリと笑い、
「ぱきらさん、どっちをお願いする? 縁結び? 財運?」
……え!!
どっちか!? どっちもでなくて!?
それはそうと、お堂の前に親子連れの狛犬さんがいるのですが、
何か不満がありそうです!!
こちらのイキモノは何だかよく分かりませんが、かわいいです。ゆるキャラか?
……そんなこんなで、妙法寺境内散策を楽しんでいるうちに、時刻4時を過ぎ、
あたりがだんだん暗くなってきました。
もう2,3件見たい場所があるのですが、暗くなる前には終了したい!
おっと急げ急げ!
一行は妙法寺を出て、再び環七通りを渡り和田に戻ることにしました。
# by tabipachira | 2010-12-31 23:06 | ちゃらぽこ散歩会